谷山本城 (たにやまほんじょう) (千々輪城・愛宕城)
最寄地 鹿児島県鹿児島市下福元町1389 2018.12.13
谷山本城 (たにやまほんじょう) (千々輪城・愛宕城)
最寄地 鹿児島県鹿児島市下福元町1389 2018.12.13
登城ルート
遠景・入口にある説明板
切通し
竪堀
腰郭・伊勢神社
主郭
愛宕神社・城址碑
谷山本城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高40m】
【感想】 鹿児島市下福元町の標高49.7mの丘陵に築かれている。
本城・弓場城・陣之尾城の3城から構成され、空堀や浸食谷で区切られている。
本城主郭へは愛宕神社参道として整備され歩きやすい。東側主郭東側に土塁が残り、東方に桜島が見え、かなりの噴煙が昇っていた。
【案内】 JR指宿枕崎線「慈眼寺」東側の道を北上し、信号交差点を左折してゆくと表記番地前に説明板が建てられている[マップコード393 360 020*12]。周囲は宅地開発で、駐車スペースは少ない。
西に歩道を行くと、間もなく狭い切通しがありそこを抜けると、右側に竪堀がある。さらに登ると伊勢神社の建つ腰郭があり、頂上に主郭がある。土塁上に愛宕神社が祀られ、城址碑が建てられている。
【歴史】 建仁三年(1203年)谷山信忠が郡司職となり、本城を築き、以後約200年間谷山氏の居城となった。
南北朝時代、谷山氏は南朝方に付き、北朝方の島津氏と戦うが、遂に応永四年(1397年)島津元久に敗れて谷山を去った。
その後、大永七年(1527年)出水の島津実久は本家に叛いて、谷山本城に籠もったが、島津貴久に追われた。