浦城城 (うらしろじょう) (浦尻城)
最寄地 宮崎県延岡市浦城町1167 2018.12.15
浦城城 (うらしろじょう) (浦尻城)
最寄地 宮崎県延岡市浦城町1167 2018.12.15
登城ルート
西側遠景
入口
T字路(左へ)
堀切(手前を左へ)
堀切(続き)
歯朶で覆われた緩斜面
頂上
浦城城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆ 比高50m】
【感想】 浦城漁港に突き出た標高56mの小半島にある。
城跡は歯朶で覆われ、地面が見えず形状を確認できなかったが、ほぼ垂直に切り立った堀切は見応えがある。
情報もない中、地理院地図を頼りに行ってみた。入口で猟犬にしつこく吠えられ、不安を覚えつつ進むと、海岸の絶景が心を和ませた。
【案内】 国道388号線より県道212号線に入り、海岸に沿って約2.2km行き、民家(表記番地)先に駐車できる[マップコード760 766 662*25]。
「甫馬(ほば)1号橋」を渡って建物手前を東に行く(猟犬が2頭おり、注意)。
橋を渡り、海岸伝いに登って行き突端から道なりに下り、T字路を左に登ってゆく。峠のカーブ(地図)から、北に歩くと大きな堀切がある。
その手前から北に登ってゆくと、歯朶の密生した緩斜面があり、掻き分けて北端の最高所に着く。
堀切によって南の尾根と断ち切られた城域は、東西100m、南北200mほどである。
【歴史】 築城者および築城年代は不明であるが、室町時代以来、豊後・瀬戸内海方面を結ぶ水軍の根拠地であったという。
天正六年(1578年)、城主が松田義清の時、豊後大友氏による縣侵攻の際に落城したといわれる。
北岸の「矢来場」というところには、河野越智氏の建立による「天文十六年銘」の六地蔵幢があり、河野氏系越智水軍の支城であったと考えられている。