蓑島城 (みのしまじょう)
最寄地 福岡県行橋市簑島841−1 2019.5.3
蓑島城 (みのしまじょう)
最寄地 福岡県行橋市簑島841−1 2019.5.3
登城ルート
登ってすぐの南側の堀切・橋
鞍部
東郭
主郭南の腰郭
主郭・鉄塔
蓑島城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高50m】
【感想】 周防灘を望む標高60.9mの簑島山に築かれている。
主郭周辺は切岸が見られる程度で、はっきりとした遺構は少なかった。南側の鞍部や城ヶ辻の南に堀が見られる。
1954年に干拓で陸続きになっているが、当時は海上に浮かぶ島であった。
訪れた当日は連休という事もあり、簑島海岸で大勢の潮干狩り客で賑わっていた。海水浴場としても有名である。
【案内】 県道25号線より「市立蓑島小学校」(表記番地)へ向かう。そこから簑島山の東側に回り込んだ「ライオンズ公園」駐車場が利用できる[マップコード820 272 191*05](地図)。
遊歩道を登るとすぐ堀切があり橋が架けられている。南の山の最高所(城ヶ辻)を過ぎ、北側の鞍部に案内板が建てられている。
北に遊歩道を行くと、東西2つの郭があり、西側の主郭に鉄塔が建てられ、三角点がある。主郭の南側に腰郭がある。
【歴史】 築城年代など詳細は不明であるが、藤原氏の流れを汲む藤原邦吉によって築かれたと云われる。
天文二十三年(1554年)大内氏の家臣杉隆重は大友氏を頼って豊前に移り蓑島城を改修し居城とした。
天正七年(1579年)隆重の子重吉が城主の時、馬ヶ岳城主・長野助盛と宝山城主・安東市次郎の兵3千によって攻められ落城した。