田中城 (たなかじょう)
最寄地 大分県豊後大野市大野町田中43−10 2019.5.6
田中城 (たなかじょう)
最寄地 大分県豊後大野市大野町田中43−10 2019.5.6
登城ルート(緑線は車道)
田代川・極楽橋
虎口のような形状
主郭切岸と下段の郭跡
西側堀跡
主郭東のサイレン塔
田中城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高10m】
【感想】 道の駅「おおの」から北西に見える山が、田中城で上段が一直線になった切岸が目立ち、一目で城跡と判る。但し、主郭は藪となっている。
畑に居られた方との話の中で、この付近は大字田中字城(じょう)で、主郭西側にある石は信仰の対象であったという。また橋を渡ることを「ちょっと極楽に行ってくる」などと言い換えているそうだ。
【案内】 国道57号線より田代川に架かる極楽橋を通って、西に登ってゆくと間もなく虎口状の入口がある[マップコード237 435 100*28]。
そこより西に行くと、右側に1m程高い畑があり、その上段の切り立った崖の上に田中城主郭がある。
【歴史】 築城年代は不明だが、大神氏(おおがし)の一族の緒方氏によって築かれたと云われる。
その後、田中惟長が城主となり、永禄(1558~70年)の頃、戸次鑑連(べっきあきつら:立花道雪)の持ち城となった。
天正年間(1573~92年)には、市原頼房が城主であったという。