大笹山城 (おおささやまじょう)
最寄地 広島県三次市三和町有原664 2021.6.8
大笹山城 (おおささやまじょう)
最寄地 広島県三次市三和町有原664 2021.6.8
登城ルート
石垣右を奥へ
南側の堀切
段郭南東の堀切
主郭・土塁
北西の堀切
大笹山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高100m】
【感想】 美波羅川左岸の標高380mの尾根に築かれている。
北西から南東に伸びた尾根に2つの主要郭があり、他にも段郭が見られ、深い堀切が3条よく残っている。
【案内】 国道375号線より美波羅川を渡って西に行った表記番地南の市道が広く駐車できる[マップコード244 059 778*82](地図)。
表記番地西に蔵があり左より北に行き、畑跡をのぼって石垣の右側(地図)より進むとフエンスがある。
フエンスのコーナー部分の紐をほどくと、人一人通れ、その先に神社がある。その背後からほぼ真北に斜面を登って行くと、最初の堀切に着く。
堀切より南東の郭に登り、北西に行くと堀切、段郭、主郭と並んでおり、北西尾根に深い堀切と2重堀切が残っている。南東郭の南東斜面に畝状竪堀があるようだが見るのを忘れてしまった。
【歴史】 『芸藩通志』には、「大笹山 有原村にあり、城主大江兵部元乗、又は敷名兵部元範ともいぬ」と記されている。
天文二年(1533年)毛利元就は敷名民部大輔の籠もる大笹山城を攻め落とし、異母弟元綱の子・元範に与えた。元範は敷名元範と名乗ったという。