榎津城 (えのきづじょう)
最寄地 福岡県大川市榎津506 2019.12.9
榎津城 (えのきづじょう)
最寄地 福岡県大川市榎津506 2019.12.9
中村家住宅
御境石
願蓮寺本堂
城山公園北側
案内板
榎津城跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 花宗川南岸に位置し、中央に貯水池のある城山公園となっている。
北側と西側に掘割として利用されたと思われる用水路が見られる。遺構は宅地化などで消滅している。
【案内】 県道716号線より北西に少し行くと、観光駐車場がある[マップコード37 120 092*26]。
また観光駐車場より真っ直ぐ北西に行くと、中村家住宅(中村紙店)があり、左に少し行くと、柳川藩と久留米藩の藩境に設けられた御境石が並んでいる。馬繋ぎに利用されたという。
中村家住宅の前を50m程行くと願蓮寺(表記番地)入口があり、本堂裏の墓地を抜けて北に行くと城山公園がある。正覚院横の北側入口に案内板が建てられている。
【歴史】 築城時期ははっきりしないが、戦国時代に築かれたと云われる。
明治中期まで榎津城町一帯は、掘割で囲まれていたが、花宗川の水利を巧みに利用した榎津城は、筑後川河口を守る要害の一つであった。
元和七年(1621年)有馬氏の久留米入城と共に解体され、石垣は久留米城に転用された。
解体後、跡地を正覚院(榎津699−3)の先代の住職が、田畑として購入されたが、のち市に貸与され、私有地と併せ昭和三十一年(1956年)城山公園が造築された。