平戸御館 (ひらどおたち)
所在地 長崎県平戸市鏡川町12 2019.12.13
平戸御館 (ひらどおたち)
所在地 長崎県平戸市鏡川町12 2019.12.13
南側
松浦隆信の像
門
眺望亭
千歳閣
平戸御館跡(地図)
【遺構★★★★★】
【感想】 平戸港を挟んで対岸に平戸城を望む高台にある。高石垣がよく残っており、階段の中段に海に向かって采配を振る28代松浦隆信の像が建てられている。
かっての藩主も多くの船が往来する港の繁栄ぶりを毎日眺めていたのであろうか。
【案内】 「松浦史料博物館」(表記番地)となっており、東側に4台ほどの駐車場が用意されている[マップコード89 726 350*72]。
明治二十六年(1893年)最後の藩主松浦詮の私邸として、現在の建物が建てられ、その後松浦史料博物館として使用されている。入館料は大人600円高校生以下350円で、見学できる。
【歴史】 慶長十二年(1607年)、松浦氏26代当主松浦鎮信は、慶長四年(1599年)に着工した日之嶽城を、幕府への配慮から完成を待たず自ら焼き捨てた。
その後「御館」を築いて居館とした。 以後約100間、松浦氏の本拠として使用された。
松浦氏29代当主・松浦鎮信は、山鹿素行の弟子となり、新城築城を模索した。
元禄十七年(1704年)二月、5代藩主松浦棟(たかし)によってに着工され、宝永四年(1707年)に完成し、御館は廃された。