釜ヶ城 (かまがじょう) (釜額城) (市の史跡)
最寄地 広島県安芸高田市甲田町下小原3729 2022.6.4
釜ヶ城 (かまがじょう) (釜額城) (市の史跡)
最寄地 広島県安芸高田市甲田町下小原3729 2022.6.4
登城ルート(緑線は車道)
墓地入り口(右の坂)
東郭
東郭西の堀切
中央の堀切
主郭東の段郭
主郭
釜ヶ城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高160m】
【感想】 安芸高田市甲田町下小原にある標高約370mの山頂に築かれている。
主郭は細長く弓なりに曲がっており、西側に2段、東に1段の郭がある。さらに東尾根に堀切、鞍部郭、堀切と並び、広い東郭があり、その東に4段ほどの郭が配置されている。東郭の南東尾根にも2条の堀切が見られた。
【案内】 県道37号線より戸島川を渡って、長見山城の北にある表記番地東の道路の角地に駐車した[マップコード168 883 226*46]。
西に向かう道路右側擁壁から斜めに登る道があり(地図)、麻尾家の墓地へ通じている。
墓地左より登り尾根に出(フエンスはなし)北西にほぼ真っすぐ登ってゆくと2条の堀切を経て東側の郭に着く(地図)。
昭和四十四年(1969年)4月、安芸高田市の史跡に指定された。
【歴史】 中世に吉田荘麻原(おばら)郷と呼ばれたこの地は、南北朝期の毛利氏の本拠地でした。
永和二年(1376年)、毛利元春の子広房、広内らが叔父の直元が籠る「釜額城」(かまひたいじょう)を攻め落とした。これがこの釜ヶ城とされている。戦国時代には毛利氏家臣三上氏の城であったと伝わる。『安芸高田市ホームページ』