宮永城 (みやながじょう) (雁城)
最寄地 福岡県宮若市山口2011 2021.4.11
宮永城 (みやながじょう) (雁城)
最寄地 福岡県宮若市山口2011 2021.4.11
登城ルート(緑線は車道)
林道入口
林道横の鉄塔管理道・標識
北郭との堀切・土橋
主郭・標識
主郭南東側の畝状竪堀
2郭切岸
宮永城 主郭跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高180m】
【感想】 宮若市宮永と山口の境にある標高333mの山頂に主郭が築かれ、南に150m程離れて2郭がある。
主郭は南北80m程で、東西の両側に畝状竪堀がびっしり並んでおり一番の見所となっている。北側には土橋の架かる堀切がよく残っている。
【案内】 県道92号線より北に約500m行った所に林道入口がある[マップコード68 219 705*23](地図)。
林道はほとんど使われていなく荒れているが、谷筋の東側を通り砂防ダムの50m程先に鉄塔管理道があり、「雁城登山口」の標識が括り付けてある(地図)。
そこから折り返すように登り沢の丸木橋を渡り、階段や山道を通って東に登り、標識は左を示しているがそのまま急な尾根を登って行くと、畝状竪堀群に着く。
その上が主郭で、南北に細長く伸びており、東側の南にも畝状竪堀群が見られる。
主郭の北に堀切・土橋があり北郭につながり、北端に土塁が残っている。
一方南尾根に下ると2条の堀切があり、さらに南に切岸の認められる2郭がある(地図)。
【歴史】 白山城主・宗像氏により築かれた城とされる。城主として吉田掃部介貞昌、吉田杢之助の名が残る。
天文十一年(1542年)豊後大友氏に攻められたが、持ちこたえたという。