向平城 (むかいだいらじょう)
最寄地 和歌山西牟婁郡白浜町向平504 2022.5.3
向平城 (むかいだいらじょう)
最寄地 和歌山西牟婁郡白浜町向平504 2022.5.3
登城ルート(緑線は車道)
キャンプ村北の作業道始点
無線塔
主郭入り口
主郭
東端の段差と石積み
向平城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆ 比高90m】
【感想】 日置川が大きく蛇行する地点にある標高116mの山頂に築かれている。
主郭は東西に細長くかなり広いが、樹木が多く見通しは悪い。堀切や土塁を探したがシダが多く見つけられなかった。東端に低い段差があり石積みが見られた。
【案内】 県道37号線に面して「えびね温泉」(表記番地)があり、その先の橋を渡ると「町営向平キャンプ村」入り口がある[マップコード457 461 468*56]。
キャンプ村は混んでいて、利用しないので入り口付近に路駐した。
キャンプ村北より未舗装の作業道が頂上にある携帯用無線鉄塔まで通じている。
鉄塔の背後とすぐ東が城跡であるが、虎口付近はシダが伸びてはっきりしない。
【歴史】 室町時代、日置川中流域を支配していた小山氏の城といわれる。
天文三年(1534年)守護畠山稙長の命により、小山式部大輔が内ノ川氏の鴻巣城攻めに出陣した。
天文十年(1541年)山本氏と小山氏の連合軍は鴻巣城を攻め落としたという。
天正十九年(1591年)豊臣秀吉の朝鮮出兵には小山石見守が参戦している。