岩屋山城 (いわややまじょう)
最寄地 岡山県小田郡矢掛町小田5772−1 2022.5.4
岩屋山城 (いわややまじょう)
最寄地 岡山県小田郡矢掛町小田5772−1 2022.5.4
登城ルート
観音院
東の尾根先から登る
主郭
龍王神
北側の土取り跡
岩屋山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高120m】
【感想】 小田川左岸の標高151mの観音山に築かれている。
主郭は削平が甘く、北側に「龍王神」が祀られている。南側に段があり石積みが見られ、南西の虎口付近に三柱の神社が建てられている(老朽化して中は空)。
「龍王神」の北背後に土塁で囲んだような地形があるが、郭にしては傾斜し過ぎており、近代の土取り跡と思われる。その北下にも同じような地形が見られ、堀切も破壊されたのか見当たらなかった。
【案内】 国道486号線に面した「備前屋」(表記番地)西に広い道があり、行き止まり手前の階段から観音院の参道がある[マップコード111 334 803*87]。
観音院の東から山裾を右に100mほど行き、尾根を登る(地図)。観音院背後の尾根は巨岩のある急斜面となっている。
【歴史】 弘治元年(1555年)北方に位置する神戸山城主・小田政清によりその出城として築かれたという。
その後、猿掛城主・庄氏に攻められ、神戸山城とともに落城、小田政清は伊予へ逃げたという。