出島和蘭商館跡 (でじまおらんだしょうかんあと) (国の史跡)
所在地 長崎県長崎市出島町6 2014.9.6
出島和蘭商館跡 (でじまおらんだしょうかんあと) (国の史跡)
所在地 長崎県長崎市出島町6 2014.9.6
南側護岸石垣
旧出島神学校
出島和蘭商館跡の石碑
北側護岸石垣・塀
出島和蘭商館跡(地図)
【遺構★★★★☆】
【案内・感想】 中島川に架かる出島表門橋を渡った表門から入場出来る(地図)。 和蘭商館跡は有料で公開され、観光名所となっている(午前8時~午後7時まで開館・入場料大人510円)。
大正十一年(1922年)10月12日、国の史跡に指定された。
寛永十三年(1636年)キリスト教の布教を防ぐ目的で、幕府の命により、市中に雑居していたポルトガル人を一カ所に集めて住まわせるため築いた面積1万5千㎡の扇形をした人工の島である。
【歴史】 寛永十六年(1639年)のポルトガル人退去後は一時無人の島となったが、寛永十八年(1641年)平戸のオランダ商館がここに移され、以来安政の開国までの218年間、我が国の唯一西洋に向けて開かれた窓となった。
新しい学術や文化が伝えられた。出島内にはオランダ商館員の住居や倉庫などが建てられ、家畜を飼い様々な植物が植えられていた。
幕末から明治にかけて港湾改良工事などで周囲は埋められ、海に浮かぶ出島の原形は失われた。