小野藩陣屋 (おのはんじんや)
所在地 兵庫県小野市西本町477 2020.5.9
小野藩陣屋 (おのはんじんや)
所在地 兵庫県小野市西本町477 2020.5.9
配置図
小野小学校
一柳家陣屋遺跡の碑
磐代神社
好古館東側の崖
小野藩陣屋跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 小野市西本町の神戸電鉄粟生線から南側が陣屋跡で、御殿、公廨庁(政庁)、評定所(裁判所)、演武場などが建てられていた。
周囲は崖で要害の雰囲気はあるが、遺構は消滅している。
小野高校から北に上級武士、下級武士の屋敷があったという。
【案内】 神戸電鉄粟生線「小野駅」西に位置する「市立小野小学校」(表記番地)及び「小野市立好古館」の敷地となっている[マップコード133 007 758*58]。
小学校正門左に「一柳家陣屋遺跡」(説明板付)の石碑が建てられている。
また、磐代神社には一柳家の氏神・大山祇神が祀られている。
【歴史】 一柳(ひとつやなぎ)直盛の次男直家は播磨国小野と伊予国内に2万8600石を領していたが、直次が婿養子のため、伊予国内を没収され、播磨国小野が所領となった。
寛永十三年(1636年)一柳直家は1万石で、小野市の主要部と加東郡家原の計30ヶ村を領し小野藩を創立した。
当初、陣屋は旧敷地村に置かれたが、承応二年(1653年)2代藩主・直次は、御用商人三宅清昌に請け負わせ、今の要害地に新しく陣屋を構築した。
以後、直次から11代末徳まで、明治四年(1871年)の廃藩まで218年間にわたって一柳家の藩政が行われた。