海山砦 (うみやまとりで) (遠見山砦)(おみやまとりで)
最寄地 愛媛県今治市波方町郷乙409-2 2014.5.15
海山砦 (うみやまとりで) (遠見山砦)(おみやまとりで)
最寄地 愛媛県今治市波方町郷乙409-2 2014.5.15
説明板
登城ルート(緑線は車道)
資料館・展望台
案内板
海山砦跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【案内・感想】 県道38号線に面した表記番地西より、南西に約1.2㎞登った海山頂上にあり、海山城展望公園となっている[マップコード356 384 439*64](地図)。
二層模擬天守が建てられ、一階に説明板が掲示されている。二階展望台から来島海峡やしまなみ海道の来島海峡大橋等の絶景が望める。
【歴史】 八世紀頃から番所が置かれ、宮崎の火山で上げた狼煙は、金山、海山、近見山を経て今治の国府へと伝達されていた。
中世初頭には現在の養老地区の「別台(べだい)」に「館」を構えた在郷勢力があり、海山を詰の城として活用していたが、室町時代に来島村上氏が勢力を増し、その配下になった。
守りの拠点であった海山の砦も、来島城や「波方館」防衛の水軍城の砦群の一つとなったが、来島氏も海山を重視し、ここに遠見番所を置いた。
関ヶ原の戦いの後、慶長六年(1601年)に来島長親(後、改名し康親)が豊後国森藩角牟礼城に転封後は、砦も壊され当時の遺構は、犬走りがわずかに見られるのみである。『掲示板』より。