芳原城 (よしはらじょう)
所在地 高知県高知市春野町芳原 2018.3.9
芳原城 (よしはらじょう)
所在地 高知県高知市春野町芳原 2018.3.9
登城ルート
城跡標識
主郭北東側切岸
南側井戸跡
南東の主郭切岸
藪の主郭
芳原城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高 25m】
【感想】 春野町芳原の水田に囲まれた標高31mの小山に築かれている。山全体が藪化し鬱蒼としているが、帯郭と低い土塁、主郭の急峻な切岸が残っている。
【案内】 広域農道の広い歩道に駐車させてもらった[マップコード858 271 662*11]。農道を西に行くと「芳原城」の標識が建てられ、北西側のポンプ設備付近より取り付く。
畑に沿って南下し、竹林に分け入ると堀道のような坂が見え、登り詰めると北側の帯郭に出る。帯郭は北から西を経て南側まであり、周囲に低い土塁が残っている。西側に井戸跡のような穴がある。
主郭の切岸は切り立っており、南東側のみが緩くなって、そこを登ると一面の藪で足の踏み場もなかった。
【歴史】 築城年代は定かではないが、城主は片山大夫または弘田伊賀守と伝えられる。
天文九年(1540年)土佐一条氏3代房冬に攻められ、一条氏に降った。弘治三年(1557年)には本山茂辰に攻略され、その4年後永禄四年(1561年)には長宗我部元親に攻略されたという。