鴻巣城 (こうのすじょう)
最寄地 和歌山県西牟婁郡白浜町内ノ川918 2022.5.2
鴻巣城 (こうのすじょう)
最寄地 和歌山県西牟婁郡白浜町内ノ川918 2022.5.2
登城ルート(緑線は車道)
墓地西・ここから入る
標高92.5m地点の堀
尾根三番目の堀切
西の広い二郭
主郭西の堀切
主郭
鴻巣城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高90m】
【感想】 白浜町内ノ川と同町保呂にまたがる標高95mの山頂に築かれており、広い主郭と屈曲した細長い二郭から構成されている。主郭はやや開けており東西両側に土塁が残っている。
堀切を挟んで西にへの字に曲がった二郭があり草木が多い。
西側に3条の堀切があり、特に3番目の堀切には土橋が付いている。
南西のピークにも堀切や堀があり、出城だったのかも知れない。
【案内】 国道42号線より川に沿って表記番地に向かう。その手前の橋を渡っていった墓地の駐車場が利用できる[マップコード184 019 539*20]。
駐車場の左に薮の切れ目があり(地図)、裏に古い墓地がある。その左より直登し少し登ると右手に南東の尾根が見える。
巨石の多い尾根を登ると堀切があり標高92.5mのピークに着く(地図)。
樹木の多い尾根を北東に進んでゆくと3条の堀切があり、その先に西の二郭がある。細長く屈曲した西の郭の先に、深い堀切があり、最高所に主郭がある。
主郭の虎口に土塁があり、北側にも土塁が見られる。
【歴史】 室町時代、龍松山城主山本主膳守の家臣・内ノ川平兵衛によって築かれたといわれる。
天文三年(1534年)畠山稙長により攻められたが、山本主膳守の援軍を得て持ちこたえた。
天文十年(1541年)山本氏と小山氏の連合軍に攻められ落城した。