白木城 (しらきじょう) (白木ヶ城)
所在地 愛媛県西予市野村町野村/平野 2021.3.6
白木城 (しらきじょう) (白木ヶ城)
所在地 愛媛県西予市野村町野村/平野 2021.3.6
説明板
登城ルート(緑線は車道)
林道白木ヶ城支線入口
二の堀
本城跡・説明板・小祠
遠見ヶ岩
南東端の三日月堀
白木城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 西予市野村町野村と平野の境に位置する標高356.8mの山頂を中心に北西から南東に伸びた尾根上に8つの郭が並んでいる。一の堀は林道開設で埋められたが、二、三の堀は良好に残っている。
本城(主郭)北側に土塁が残り、南側に切岸が見られ、遠見ヶ岩や南東下に石積のある三日月堀(横堀)などが残されている。
【案内】 西予市野村町片川より市道を登り峠から右折、林道に入る[マップコード176 826 451*64](地図)。
舗装林道を約450m行くと「林道白木ヶ城支線入口」に着く(地図)。標柱や開設記念碑が建てられている。
右折、支線に入り約500m行くと一の堀に着き、さらに南東に大手門跡を経て木戸跡の駐車場に着く。
【歴史】 応永年間の1400年頃築城されたとされ、西園寺公広の十五将の一人宇都宮左近尉乗綱が城主であった。
野村・片川・次之川・平野・高瀬・伊予富ノ川・四郎谷・河西の八村1979余石を領し野村殿と呼ばれた。
天正十一年(1583年)長宗我部元親の軍勢が攻め入り、応援に駆けつけた上甲源太慶重は討ち死にしたが、乗綱は奮戦し白木城を守り抜いた。