朽木陣屋 (くつきじんや) (朽木城)
所在地 滋賀県高島市朽木野尻478‐22 2016.10.27
朽木陣屋 (くつきじんや) (朽木城)
所在地 滋賀県高島市朽木野尻478‐22 2016.10.27
水堀跡
グランド・石垣・駐車場
模擬門・説明板
石塁・井戸・説明板
朽木陣屋跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 遺構は少ないが、県道に面して水堀が残り、井戸、石塁、石垣などに僅かに往時を偲ぶことが出来る。
【案内】 安曇川と北川が合流する野尻に所在する。国道367号線「山神橋」交差点より県道23号線を約250m行き左に朽木資料館駐車場が用意されている[マップコード263 665 357*02]。
県道23号線を更に80m先に進むと案内板、水堀の一部が残っている。
資料館、村民グランド、森林組合敷地となっている。現在は資料館東側の一段低い敷地に、井戸、石塁が残り、古民家が移築されている。
昭和五十八年(1983年)3月28日、滋賀県の史跡に措定された。
【歴史】 朽木氏は佐々木氏の庶流で、承久の乱(1221年)後、朽木庄の地頭職に補任されたことに始まる。
慶長五年(1600年)の関ケ原の戦いで東軍に味方し、慶長十九・二十年の大坂の陣で功のあった15代朽木元綱は9595石の知行地を与えられ、交代寄合に列せられた。
交代寄合は、老中支配下にあって参勤交代の義務を負うとともに、譜代大名格の待遇を受けるもので、その領地内に設けた館舎を特に陣屋と呼んだ。
陣屋は明治維新まで続いた。