河守城 (こうもりじょう)
最寄地 京都府福知山市大江町河守878 2017.3.24
河守城 (こうもりじょう)
最寄地 京都府福知山市大江町河守878 2017.3.24
登城ルート
登り口・説明案内板
稲荷社
2郭(奥が主郭)
主郭
主郭北西
河守城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高110m】
【感想】 浄仙寺は城主の居館跡で、高い石垣はその遺構と伝えられている。山城は高い切岸で守る簡単な構造で、空堀、土塁はほとんど設けられていない。
【案内】 国道175号線(宮津街道)より西に行った浄仙寺(表記番地)の向いに駐車場がある[マップコード473 197 408*27](地図)。
その西に、説明案内板が建てられ、稲荷社の登り口がある。稲荷社より2つのピークを越え尾根を行くと、二の丸南側の犬走りに出る。
井戸跡のような窪み穴があり、一段づつ登ると、2郭があり、西に一段高く主郭がある。主郭は細長く、広い。主郭の北西には、腰郭が2つある。防御面では、高く急な切岸が郭毎に設けられている。
浄仙寺から秋葉神社を経て登るルートもあるが、今回登った稲荷社経由のルートが緩やかで登りやすい。
【歴史】 新治家所蔵の『新治系譜』によると、新治(にんばり)内蔵之佐利照が、山名氏の丹後攻めのとき峰山の新治郷から逃れ、河守城を築いたとある。
のちの河守城主が初代利照を弔うため、浄仙寺を一族の菩提寺としたものと想定されている。