鍋島陣屋 (なべしまじんや) (鍋島邸)
所在地 長崎県雲仙市国見町神代丙103番地1 2019.12.10
鍋島陣屋 (なべしまじんや) (鍋島邸)
所在地 長崎県雲仙市国見町神代丙103番地1 2019.12.10
石垣・長屋門
書院座敷
応接間
庭園
鍋島陣屋(地図)
【遺構★★★★★】
【感想】 鶴亀城(神代城)の東麓にあり、重厚感のある石垣や長屋門が保存されている。また、門の北に唐風の玄関ある書院座敷が保存され、駕籠や鍋島家ゆかりの物が見学できる。
【案内】 鍋島邸(表記番地)の少し東側に駐車場が用意されている[マップコード325 137 014*77]。入館料は大人300円(団体は200円)となっている。
【歴史】 天正十二年(1584年)龍造寺隆信は沖田畷(島原)で有馬・島津の連合軍と戦い、戦死した。この時、神代氏も滅亡した。
天正十五年(1587年)豊臣秀吉の九州国割により、神代氏の所領は龍造寺領に編入され、佐賀藩は龍造寺政家と鍋島直茂の二頭両立体制となった。
その後、慶長十二年(1607年)龍造寺政家・高房父子の死去により、鍋島直茂の子勝茂を当主とする鍋島佐賀藩が成立した。
慶長十三年(1608年)神代郷は鍋島豊前守信房(直茂の実兄)の所領となり、明治二年の版籍奉還まで神代鍋島領として続いた。
当主の居住は4代嵩就(たかなり)になってから行われるようになった。
慶応元年(1865年)完成の長屋門、大正期の書院座敷が現在も保存されている。