西条東城 (さいじょうひがしじょう) (戎城・西条城)
所在地 徳島県阿波市吉野町西条町124 2017.9.22 2017.12.10
西条東城 (さいじょうひがしじょう) (戎城・西条城)
所在地 徳島県阿波市吉野町西条町124 2017.9.22 2017.12.10
JA板野郡一条支所
路地を入り、奥の民家横に石碑
城跡碑と祠
竹林
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 県道15号線のJA板野郡一条支所の南に位置している。南側の水田より僅かな微高地で、竹林、民家敷地となり遺構は見当たらなかった。
【案内】 県道15号線のJA板野郡一条支所に駐車出来、道路向かいに路地がある[マップコード56 331 457*18]。路地を入り、民家右横に「西条東城跡」の石碑が建てられ、森監物を祀る小さな祠がある(地図)。東側は竹藪になっている。
【歴史】 貞和二年(1346年)森左近将監備前守春之により秋月城の支城として築城されたという。
天正十年(1582年)長宗我部元親によって滅ぼされ、勝瑞城と運命を共に落城した。
天正十三年(1585年)に蜂須賀家政が阿波国に入国し、阿波九城のひとつとして整備された。
家臣森監物が城代(支城主)として入り、5500石の石高を有した。その後寛永十五年(1638年)、一国一城令によって廃城となった。
城跡は、後世の開墾により不明であるが、明治期に作成された地籍図などから、方形の居館であったという。