武本城 (たけもとじょう) (麓城)
最寄地 岡山県真庭市美甘4021−4 2020.5.8
武本城 (たけもとじょう) (麓城)
最寄地 岡山県真庭市美甘4021−4 2020.5.8
登城ルート
入口手前の城址碑
作業道左の北側堀切(2条)
本丸
本丸東側の堀切
堀切・2郭
武本城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高80m】
【感想】 真庭市美甘(みかも)の標高511mの城山に築かれており、主郭の北と東にL字形に郭が配置されている。
北側と東に夫々2条の堀切が残っている。
【案内】 真庭市立美甘小学校(表記番地)の西より県道447号線に作業道入口があり、手前が広くなっており路駐出来る[マップコード387 554 555*46](地図)。作業道入口手前に城址碑と説明板が建てられている。
作業道を登って尾根を左に行くと、主郭下に出、左に登って折り返すと北の郭横に出る。
2条の堀切と藪化した小郭があり、南に主郭がある。立ち木に本丸跡の看板が括り付けてある。
東に浅い堀切を挟んで2郭があり、更に東に堀切、竪堀が見られる。
【歴史】 戦国時代、髙田城(真庭市勝山)の出城として築かれた。元は「武本」と書かれたが、いつからか「山のふもと」より「麓」に改められた。
高田城主三浦駿河守貞連の弟・美濃守忠近が居城としていたが、天文年間(1532~55年)尼子晴久の攻撃を受け落城した。
忠近は麓城の西側より敗走し、大きな石に腰掛け切腹したと伝わり、今も河田地区に「腹切石」が残っている。