桟原城 (さじきばらじょう) (府中城・厳原城)
所在地 長崎県対馬市厳原町桟原39 2014.5.4
桟原城 (さじきばらじょう) (府中城・厳原城)
所在地 長崎県対馬市厳原町桟原39 2014.5.4
石垣(南側)
陸上自衛隊駐屯地
石垣(西側)
資料館前高麗門
お船江
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 国道382号線「桟原」交差点より南の国道に面して石垣(西側)が残り、南の次の交差点に「桟原館跡」の矢印標識があり、入ると石垣(南側)がある[マップコード526 169 503*87](地図)。
城跡には陸上自衛隊対馬駐屯地が置かれている。
昭和六十三年(1988年)に台風によって倒壊した桟原城大手門(高麗門)が金石城跡内の県立対馬歴史民俗資料館前に移築復元されている(地図)。
昭和四十四年(1969年)4月21日、対馬藩お船江跡(地図)が、長崎県の史跡に指定された。
【歴史】 万治三年(1660年)三月に着工し、延宝六年(1678年)に完成した。金石城に代わって新しく府城となった。対州府城または府中城とも称した。
明治二年(1869年)に対馬府中を厳原と改称してからは厳原城(いずはらじょう)とも呼称する。。着工と同時に府中城下町の町割と水利工事が行われた。
寛文三年(1663年)には藩営ドックである「お船江」(厳原町久田64の東)が完成し、寛文九年(1669年)には金石館に櫓門が築かれた。
昭和六十三年(1988年)に台風によって倒壊した桟原城高麗門が県立対馬歴史民俗資料館前に移築復元されている。