芦屋城 (あしやじょう) (諸寄城) (町の史跡)
所在地 兵庫県新温泉町芦屋 2019.9.20 10.23
芦屋城 (あしやじょう) (諸寄城) (町の史跡)
所在地 兵庫県新温泉町芦屋 2019.9.20 10.23
登城ルート(緑線は車道)
城山園地・駐車場・遠景
林道横の2郭登り口・堀切
2郭
主郭・NHK地デジ基地局
井戸
諸寄漁港方面
芦屋城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高80m(駐車場より)】
【感想】 日本海に突き出た半島状の標高172mの城山に築かれている。
南東下段にNHK地デジ基地局が建てられ、上段の主郭東側に民放基地局が設けられている。
遺構は少ないが、主郭西側に櫓台がありその前に井戸と思われる深さ1m程の穴がある。西側はベンチが置かれ諸寄漁港の絶景が見下ろせる。
東側のピークにある2郭は鬱蒼としているが、東西に細長く、南側に腰郭がある。
【案内】 国道178号線の城山南の峠から林道が設けられ中腹の城山園地まで車で行ける[マップコード365 727 563*21]。
車止めより基地局用の車道を登ってゆくと下段のNHK地デジ基地局に着く。
その上が主郭で民放基地局が設けられ西側にベンチの置かれた公園となっている。
南東の山頂が2郭で、林道最初のカーブの約50先から階段があり東へ登ってゆくと、段郭があり東西に細長い2郭がある(地図)。
昭和六十年(1985年)3月1日、浜坂町(現新温泉町)の史跡に指定された。
【歴史】 築城時期は定かでないが、海上交通を押さえるために築かれ、戦国時代の武将塩冶周防守が居城にした。
天正八年(1580年)羽柴秀吉が但馬を攻めた時落城した。
城主塩冶周防守は、鳥取城主吉川経家を頼り、翌年羽柴秀吉が鳥取城を攻めた時、再び鳥取の雁金城と丸山城で戦ったがいずれも落城し自決した。