岩切山城 (いわきりやまじょう)
所在地 福岡県朝倉市三奈木15 2019.5.8
岩切山城 (いわきりやまじょう)
所在地 福岡県朝倉市三奈木15 2019.5.8
清岩寺
中段・殉国諸士之墓
上段
黒田一貫公の漢詩碑
空堀
岩切山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高20m】
【感想】 朝倉市三奈木の比高20m程の小山にあり、清岩寺境内となっている。黒田家の菩提寺である。
頂上主郭から北に2段の平坦地があり、中段に殉国諸士之墓が祀られ、西側の平坦地に黒田家3代一貫公の漢詩の碑が建てられている。
そこより南に回ると、空堀がよく残っている。
【案内】 国道509号線に面した清岩寺(表記番地)前の「山ノ下公民館」に駐車できる[マップコード166 881 664*18]。
清岩寺本堂の左側から東に3段になった平坦地があり、上段以外は黒田家の墓地となっている。
【歴史】 慶長五年(1600年)黒田長政の筑前入国後、その家臣・黒田一成(かずしげ)は朝倉市三奈木に居館を構え、1万6,205石を領し三奈木黒田家初代当主となった。
一成の墓は福岡市博多区の崇福寺と朝倉市三奈木の清岩寺(清岩禅寺)にある。
その後一任(かずとお)・一貫(かずつら)と続いた。以後、三奈木黒田家は、代々福岡藩の大老職を世襲する別格的存在となり、明治に至るまで黒田家の筆頭重臣家として存続した。
明治時代に黒田一義が男爵となり華族に列した。