住吉城 (すみよしじょう) (市の史跡)
最寄地 佐賀県武雄市山内町宮野1178−3 2020.3.11
住吉城 (すみよしじょう) (市の史跡)
最寄地 佐賀県武雄市山内町宮野1178−3 2020.3.11
登城ルート(緑線は車道)
黒髪山登山口・城址標柱
説明板
北の土橋・空堀
主郭・土塁
南空堀
南の堀切
西の土橋・空堀
住吉城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高35m】
【感想】 黒髪山の南東に位置する標高約125mの丘陵に築かれた平山城である。
樹木も少なく手入れされ、空堀が一周にわたりよく残っており、土塁や2ヶ所の土橋は見応えがある。
【案内】 武雄市山内町宮野の表記番地前より西に行くと、肥前鳥居の前に黒髪山登山者駐車場が用意されている[マップコード104 425 769*58](地図)。
400m程西に登ってゆくと、左側に虎口がある。
主郭は南北約100m東西約80mの方形で南北2段になっており、周囲に空堀が残っており、北と西に土橋がある。北側の外郭に、枡形、井戸跡の窪みがある。
南に少し離れて長い堀切がある。
昭和五十三年(1978年)3月9日、武雄市の史跡に指定された。
【歴史】 築城時期は不明だが、武雄地方を支配した後藤氏の居城と云われる。
後藤氏は塚崎城(武雄城)と住吉城の両方を拠点としたが、天正十四年(1586年)20代家信の時、住吉城を本拠とした。
慶長四年(1599年)に焼失し、武雄城へ移転し、廃城となった。