山辺城 (やまべじょう)
最寄地 大阪府豊能郡能勢町大里146 2022.3.14
山辺城 (やまべじょう)
最寄地 大阪府豊能郡能勢町大里146 2022.3.14
登城ルート(緑線は車道)
地肌の右を登る
4郭
鞍部・3郭
3郭
鞍部・2郭
主郭2郭間の空堀
主郭
帯郭・石垣
山辺城 主郭跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高90m(団地上部より)】
【感想】 能勢町山辺の標高433mの城山に主郭があり、空堀を挟んで南東に2郭がある。主郭西に帯郭があり、石垣が一部残っている。
鞍部の南の標高428mの山頂が3郭で、屈曲した細長い平坦地となっている。
【案内】 府道54号線より左折し住宅団地の表記番地横より急な坂道を登り、地肌の見える谷前を左に入ったところに駐車できる[マップコード52 514 155*10]。
地肌の谷筋より(地図)、右側の木立の中を登ってゆくと尾根に出、右に土塁を巡らせた4郭がある。
そこより西に遊歩道があり、鞍部に通じている。南に3郭がある。
鞍部より北に登ると、2郭、空堀、主郭と並んでいる。主郭と2郭の西側に帯郭があり、一部石垣が残っている。
【歴史】 寛弘年間(1004~13年)に多田氏の家臣大町氏(能勢氏の一族)により築かれたと云われる。
天文年間(1532~55年)には大町右衛門尉宗長が城主であった。
天正七年(1579年)大町豊後守宗清の時、織田信長の甥織田信澄により攻められ落城したといわれる。