松尾城 (まつおじょう) (県の史跡)
所在地 福岡県朝倉郡東峰村大字小石原 2019.5.9
松尾城 (まつおじょう) (県の史跡)
所在地 福岡県朝倉郡東峰村大字小石原 2019.5.9
登城ルート(緑線は車道)
国道横の看板
畝状竪堀(11条)
南面石垣・横矢
虎口
主郭・礎石
東尾根の3重堀切
松尾城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高45m】
【感想】 東峰村小石原の標高510mの山頂に築かれており、遺構は全体的によく残っている。
東西約60m南北約20mの方形の石垣を巡らした城で、東西2段になっている。
西側に幅約4mの虎口、東側に櫓台があり、東側尾根に3重の堀切が残っている。また南北の中央部に横矢を掛ける張出しが設けられている。
【案内】 国道500号線「小石原」交差点の北に「松尾城跡→」の大きな看板が建てられており、西に少し行くと駐車場が用意され、説明板が建てられている[マップコード748 189 005*41](地図)。
駐車場の前の山が城跡で、50m程北より右に登ってゆくと、長方形の石垣で囲まれた郭がよく残っている。
平成十六年(2004年)2月18日、福岡県の史跡に指定された。
【歴史】 戦国時代、秋月氏の家臣とされる宝珠山山城守の居城と伝えられている。
慶長五年(1600年)関ヶ原の戦いの戦功により、豊前中津から筑前に入国した黒田家の支配下に入った。
慶長六年には領内に6ヶ所の端城を設け、松尾城には黒田(中間)六郎右衛門統胤(むねたね)が城代となった。
元和元年(1615年)幕府の一国一城令により廃城となった。