高木城 (たかぎじょう)
所在地 佐賀県佐賀市高木瀬東3-5-10 2020.3.10
高木城 (たかぎじょう)
所在地 佐賀県佐賀市高木瀬東3-5-10 2020.3.10
高木八幡宮
高木八幡宮北側にある説明板
民家前の城址碑
南側堀
正法寺
高木家累代の墓
高木城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 佐賀市高木東の環濠を巡らせた平城であったが、堀はほとんど埋められ住宅地となり、堀の一部が残っているだけである。
【案内】 県道31号線「高木瀬東」交差点より市道を西に行き、高木八幡宮がありその駐車場を利用する[マップコード87 410 442*05]。
八幡宮の市道に面して説明板が建てられている。市道を横断し50m程行き左へ200m程行くと民家(表記番地)の前に苔むした「高木城址」の石碑が建てられており、南側に堀が残っている。
正法寺(高木瀬東3丁目9−12)が菩提寺で高木氏一族の墓がある。
【歴史】 高木氏は藤原氏の一族で、大宰府権師を務めていた。後にこの地方に土着し勢力を張って一帯を支配するようになった。
そのうち藤原貞永が越前守と号し、平家残党の追討のため、久安年間(1145~91年)この地方に下向し高木に居館を構え、その長男・宗貞の時から土地の名をとって高木氏を称した。
高木氏は文治二年(1186年)高木八幡宮を創建した。
南北朝時代には足利氏に属して武威を誇ったが、戦国時代龍造寺氏との戦いに敗れ衰退した。