稲村山城 (いなむらやまじょう) (稲村城)
所在地 広島県三原市小坂町 2021.6.5
稲村山城 (いなむらやまじょう) (稲村城)
所在地 広島県三原市小坂町 2021.6.5
登城ルート
県道から見た遠景と登城路
東側尾根
切岸
2郭
城趾碑・主郭にある神社
稲村山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高110m】
【感想】 三原市小坂町にある標高152mの山頂に築かれており、南北に段を違えた2つの細長い郭から構成されている。規模は70m×15m位である。
北側の主郭に城址碑が建てられ、奥に神社が祀られ、南側斜面に井戸跡が残っている。
【案内】 県道155号線より南に登る入口がある[マップコード257 017 053*67](地図)。
そこから左側の尾根下を歩き、東尾根手前を登り西の山頂にむかう道が付けられている。
【歴史】 当時の沼田小早川家当主であった小早川春平に仕えた田坂右馬允義忠が応永元年(1394年)年に築城、城主として封じられた。
その後、喜範・喜政・善親・善詮(善慶)と続いた。沼田小早川家の重臣であった田坂善慶が毛利元就の介入による小早川繁平の隠居と小早川隆景の沼田小早川家相続に強く反対したため、天文十六年(1547年)一月十六日、高山城内において、日名内玄心の奸計により討たれた。稲村城も小早川勢に強襲され、落城した。