川上城 (かわかみじょう) (野尻城・岡山城)
最寄地 熊本県高森町野尻144 2018.5.4 2019.3.4
川上城 (かわかみじょう) (野尻城・岡山城)
最寄地 熊本県高森町野尻144 2018.5.4 2019.3.4
登城ルート
城跡標柱
南側林道入口
林道の峠手前付近から登る
東2条目の堀切
主郭虎口
主郭・土塁
川上城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高100m】
【感想】 大分県と宮崎県の県境に近い高森町野尻にあり、大野川の支流大谷川右岸の標高804mの山頂に築かれている。
登るといきなり藪化しており、平坦地を2段登って尾根を登ってみたが、鬱蒼とした竹藪の中に参る人もない墓が4、5基ある所に出、その先はびっしり生えた藪で登れなかった。遠いので中々行けないが、機会があったら三角点など確認したい。
2回目の挑戦で、南側林道から登ってみた。林道は通る人も無いらしく落石や倒木が散乱し荒れていた。写真の峠手前(地図)から左に登ると、いきなり険しい岩場が現れ、その上は笹藪が密生していた。辛うじて三角点付近が刈られていた。
尾根を下ってゆくと、堀切が2条あり、登ると上段西側に虎口があり、その先に細長い主郭があり藪の中に土塁が見られた。
【案内】 県道41号線より大字野尻字川上の集落へ入ると、表記番地前に新しい城跡標柱が建てられている。北へ細い道を行くと古い城跡標柱(かすかに読める)が建っている[685 300 281*28]。
しかし、旧城跡標柱のある付近は防獣フエンスが張られ、少し戻った「川上耕地整理記念碑」先の坂が、フエンスが開きそこから登ってゆく。
あとで、地理院地図を見ると、南側の林道[マップコード685 300 195*12]を東へ700mほど登ったカーブ付近(地図)から北に比高40m(距離200m)を直登した方が良かったかも知れない。
2019年には、こちらから登ってみた。
【歴史】 『野尻惟則翁事蹟』によると、「足利又太郎は、平氏没後の後、英彦を経て阿蘇家をたのみ、この地を領し川上に城を築き、岡山城と呼び、その居を宮園と呼んだ」と記されている。『標柱由来文』