鳴滝山城 (なるたきやまじょう)
所在地 広島県尾道市吉和町 2021.6.5
鳴滝山城 (なるたきやまじょう)
所在地 広島県尾道市吉和町 2021.6.5
登城ルート(緑線は車道)
登り口
西側斜面の石垣
主郭
主郭南側の石積・神社跡
主郭から尾道方面
鳴滝山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高70m】
【感想】 鳴滝山の南東に位置する標高322mの鳴滝城山に築かれている。
北西の郭は草茫々で、西斜面に石垣が3段ほど残っている。北東側下段にも郭があり、片堀切が草の中に残っている。
【案内】 国道2号線北側の市道より鳴滝山への舗装道があり、尾根に駐車場が用意されている[マップコード48 243 521*33]。
南100mの切通しの先に登り口があり標識が建てられている(地図)。
登って行くと新しい石垣(畑の土留め)があり、さらに登ると古い石垣が階段状に並んでおり、北西の草茫々の平坦地との間に浅い堀や新しい石垣がある。そこから右に登って行くと西側斜面に当時のものと思える石垣が5~10mにわたって見られる。
頂上は南北に細長く南側に基壇石積が残っている(祠の石屋根が転がっていた)
【歴史】 築城時期は明らかではないが、元享年間(1321~24年)宮地次政によって築かれたと云われる。
応永三十年(1423年)宮地恒躬(つねみ)の時、対立していた大平山城(尾道市美郷町)の木頃経兼に急襲され、落城し恒躬は討死た。恒躬の子明光は因島村上氏を頼って落ちたという。