中野城 (なかのじょう) (日野城・蒲生城)
最寄地 滋賀県蒲生郡日野町西大路2869 2017.1.13
中野城 (なかのじょう) (日野城・蒲生城)
最寄地 滋賀県蒲生郡日野町西大路2869 2017.1.13
中野城趾碑
横堀
石垣・堀切
石垣(江戸)・城址碑
稲荷神社
土橋・堀
中野城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 城跡の北側に横堀が残り、土橋が架けられている。尚、土塁上に建つ神社や土塁の石垣は江戸時代のものだそうだ。
【案内】 古い街並みを抜けて、右折してゆくと、道路右に城址碑、その先の道路左に「蒲生氏郷公産湯の井戸」が復元整備されている。日野川ダム湖北岸に駐車場がある[マップコード453 617 511*44](地図)。
日野川ダムの建設時に大部分が破壊されたが、土塁上に建つ涼橋神社と稲荷神社の先に横堀、土橋が残っている。
【歴史】 築城年代は、文亀四年(1504年)、大永四年(1524年)、天文年間(1532~55年)と諸説ある。
蒲生定秀・賢秀・氏郷と3代にわたる蒲生家の居城であった。
天正十年(1582年)に起きた本能寺の変の際、賢秀・氏郷親子は信長の妻子や女房衆を安土城から日野城に退避させている。
天正十二年(1584年)蒲生氏が伊勢国松ヶ島(松ヶ島城)へ転封となった後、慶長年間(1596~1615年)に廃城となった。
江戸時代には仁正寺(のちに西大路と改称)藩主市橋長政が、中野城の北東部分に陣屋を構えた。