松帆台場 (まつほだいば)
最寄地 兵庫県淡路市岩屋1834−6 2020.2.1
松帆台場 (まつほだいば)
最寄地 兵庫県淡路市岩屋1834−6 2020.2.1
火薬庫跡
砲台跡
松帆恵比寿神社
明石海峡大橋
松帆台場跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 明石海峡大橋を望む神戸製鋼所健康保険組合の保養所から東側海岸に沿って築かれていた。
保養所建設に伴い石垣は撤去されており、見るべきものは少ないが、火薬庫跡が残り、東側の松帆恵比寿神社付近までコの字形に築かれていた土塁の残欠が点在している。
【案内】 県道31号線より大谷川右岸道路に入り、橋を渡って西へ行った「拝原水産」(表記番地)先に駐車する [マップコード31 075 563*55]。
神戸製鋼所健康保険組合の保養所「ゆうなぎ荘」の東の海岸に面して築かれている。
一角に神戸製鋼所創業の功労者田宮嘉右衛門社長の揮毫による藤原定家の歌碑が建てられている。
【歴史】 文久三年(1863年)徳島藩主・蜂須賀斉裕公は将軍家茂の命で、この地に明石海峡を通る外国艦隊を迎撃するため、13砲門を有する一大砲塁を築いた。
警備係は阿波藩中老職の寺沢男也以下70名の藩士と付近の村から260名を併せ4中隊を編成し、台場の中央部の広場で練兵を行った。
昭和二十九年(1954年)この地に神戸製鋼所健康保険組合の保養所が建設され大部分は消滅した。