鹿背山城 (かせやまじょう)
最寄地 京都府木津川市鹿背山鹿曲田65 2017.2.25
鹿背山城 (かせやまじょう)
最寄地 京都府木津川市鹿背山鹿曲田65 2017.2.25
登城ルート(緑線は車道/緑丸は2郭)
大手道
主郭・城跡碑
竪堀
2郭
2郭3郭間の堀切
3郭
鹿背山城 主郭跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高70m】
【感想】 西念寺北東の標高141m比高約70mの山頂に主郭があり、南東に2郭、3郭と並んでいる。竪堀、堀切がよく残っている。主郭北東の下段に井戸が残っている。
【案内】 西念寺への道は狭く、手前に駐車し[マップコード11 566 785*78]徒歩が良い。西念寺山門右に大手口(地図)がある。
大手道の左側に階段状の湿地帯を設け、途中に竪堀を見ることが出来る。主郭を中心に、付属の曲輪が5カ所ある。主郭は桝形虎口を備え、東端に櫓台がある。北側を20mくらい降ると水の手があり、櫓台の東に深い竪堀が残っている。その東に、複数の附属曲輪を備えた2郭があり、堀切を経て、3郭に至る。
【歴史】 15世紀に南都興福寺の北方防衛の拠点として史料上に登場し、古市氏以下興福寺傘下の武将がしばしば入城した。
16世紀後半、大和北半部を支配した松永久秀は多聞山・信貴山・龍王山と共に、鹿背山城を拠点として重視し、改修を加えた。