笠木城 (かさぎじょう) (笠木山城)
最寄地 福岡県宮若市宮田1672 2021.4.11
笠木城 (かさぎじょう) (笠木山城)
最寄地 福岡県宮若市宮田1672 2021.4.11
登城ルート
公民館向かいの登り口
東端の2重堀切
4郭北の石積
3郭2郭間の土橋・堀切
2郭・主郭切岸
主郭・説明板
主郭南側の畝状竪堀・飯塚市方面
笠木城 主郭跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高390m】
【感想】 宮若市宮田と飯塚市 の境に位置する標高425.1mの笠置山に築かれている。
頂上の主郭は開け展望が良く、比高は高いが道標も多く登りやすく、ハイキング客も多い。
主郭東に2郭、3郭と並び、堀切や段郭、2重堀切と配置されている。
一方南尾根に3条の畝状竪堀、南西尾根に2重堀切がよく残っている。また、2郭の北西斜面には畝状竪堀が設けられ見所は多い。
【案内】 県道471号線に面した「千国公民館」(表記番地)に駐車できる[マップコード68 108 216*40]。東に50m行った所に案内標識がある(地図)
又、西側から登るコースとして「いこいの里千里」(宮若市宮田2000)付近からも登り口がある[マップコード68 075 449*83](地図)。ただし駐車スペースが少ない。
民家の前を過ぎ道なりに谷筋を登り、砂防ダムを過ぎた標識の所から沢を渡って東(左手)の尾根に登り、尾根伝いに登って行く(「笠置山山道」の標識が多く設置されている)(地図)。
主尾根に出て少し西に行くと2重堀切に着く。西に3段の郭があり、祠が祀られている。堀切を挟んで段郭、3段になった4郭があり、4郭の北側に石積が見られ る。
さらに堀切を挟んで、段郭と東西に背骨のような土塁の残る3郭があり、土橋を経て2郭に出る。
2郭は主郭の北西から東側にかけて広がっており、北西斜面に畝状竪堀がよく残っている。
一段高く主郭があり南北に細長く、中央に説明板が建てられ、祠が祀られている。
南尾根に向かって畝状竪堀が3条残り、そこが西側からの登りになっており、南西尾根に回ると2重堀切が見られる。
【歴史】 築城時期は不明だが、永禄十一年(1568年)以前に宗像氏によって築かれ、その後秋月氏に移ったと伝えられている。