伝台山城 (つだいさんじょう)
最寄地 兵庫県たつの市揖保川町袋尻835 2020.12.12
伝台山城 (つだいさんじょう)
最寄地 兵庫県たつの市揖保川町袋尻835 2020.12.12
登城ルート
加茂神社
尾根の登山口碑
東の郭
東の郭(続き)
主郭・城址碑
伝台山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高120m】
【感想】 たつの市揖保川町袋尻と浦部の境にある標高129mの山頂に築かれている。
主郭は狭く、城址碑が建てられており、東側に東西に細長い郭がある。
南尾根に降って行くと古墳と思われる石積の穴があり、その先に浅い堀切が辛うじて見られる。
【案内】 県道441号線より南に約200m行った表記番地先の加茂神社の社殿左から登る[マップコード114 200 308*08](地図)。
尾根に「傳臺山城跡登山口」の碑が建てられ、北のピークを経て遊歩道が城跡まで設けられている。
【歴史】 観応年間(1350~52年)大阪の河内荘を支配した西脇内匠頭が築城した。
その後、明徳三年(1392年)梶山城主赤松教弘に攻められ、内匠頭は帰農し、教弘が伝台山城に移ったという。
西脇氏は地元で信望の厚い名家として存続し4代目三郎太郎は、応永三十四年(1427年)に賀茂大明神の社殿を建立した。
嘉吉の乱(1441年)で赤松氏の伝台山城は、室町幕府軍に攻められ落城した。その後、赤松政資(赤松政則の養子義村の父)が修築し城主となり、元亀元年(1570年)まで続き、廃城になったという。