雲井城 (くもいじょう)
最寄地 広島県庄原市高町768−1 2021.6.8
雲井城 (くもいじょう)
最寄地 広島県庄原市高町768−1 2021.6.8
登城ルート(緑線は車道)
尾根の標識(左へ)
北の郭石垣
北の郭
1番目の段郭
主郭南側・標識
南西端の石垣
雲井城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高350m】
【感想】 庄原市高町の福山城の南東にある標高659mの山頂に築かれている。
主郭は広いが隈笹の原となり、北に2段さらに300m程離れて北の郭がある。
主郭の南西に2段ありその先に細長い2郭がある。石垣が段ごとに残り特に2郭南の石垣は素晴らしい。その先に堀切が残っている。
急な尾根道を延々登ってきた甲斐があった。
【案内】 国道183号線より芸備線を渡って、世尊寺(表記番地)前を通って次を左折していった所に寺川ルートの案内標識が建てられ駐車できるスペースがある[マップコード267 774 591*83](地図)。歩行距離は1500m程である。
そこから東へ砂防ダム横を通りから東へ650m程行くと三叉路に出、右に登って行くと尾根に着く。そこより東(左)へ400m程登った所に北の郭があり、さらに300m程行くと雲井城主郭に着く。
【歴史】 甲山城主・首藤山内氏は、大富山城主・久代宮氏との間で篠津原を巡って度々争っており、こうしたことから久代宮氏に備えるために雲井城を築城し一族を置いて守らせたという。
永禄二年(1559年)、山内隆通の家臣・田中河内守と宮景盛の家臣奥宮豊後守が戦って多くの戦死者を出している(世尊寺入口左に戦死者を供養した千人塚がある(地図)。