天ヶ森城 (てんがもりじょう)
所在地 愛媛県宇和島市津島町岩松 2021.3.9
天ヶ森城 (てんがもりじょう)
所在地 愛媛県宇和島市津島町岩松 2021.3.9
登城ルート
登り口・薬師堂
防空監視硝の道標(右へ)
天ヶ森城北郭・石塁
主郭・土塁
防空監視硝
出丸との間の堀切
出丸
天ヶ森城 北郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高320m】
【感想】 津島町岩松の標高約334mの山頂に主郭が築かれている。標識は防空監視硝とあるのみだが、東側に土塁が残っており、礎石や南東に防空監視硝の窪地が見られる。
北郭には土塁や石塁が残り、神社跡の礎石が残っている。
一方主郭の南には深い堀切が残り、南に出丸があり、竪堀なども見られる。
比高約320mのちょっとした登山で、高齢の身にはきつかった。
【案内】 愛媛銀行岩松支店(宇和島市津島町岩松甲764)向かいの有料駐車場が利用できる(1時間50円)[マップコード245 723 360*18]。
酒屋南の道を東に行き(地図)、集落の最後の民家横に薬師堂入口がある(地図)。
薬師堂横からジグザグに登って行くと、お寺山南の尾根に出る(地図)。
南東に登ると鉄塔があり、さらに南東に登ると北郭と主郭(防空監視硝)との中間の尾根に出る。
北(左)に行くと 土塁のある平坦地があり、北に石塁、土塁で囲まれた天ヶ森城北郭がある。神社跡の基礎が残っている。
南に約200m行くと標高335mの最高所に主郭があり南東に旧軍の防空監視硝がある(地図)。東側に土塁が残り建物跡小礎石が残っている。
南に歩くと深い堀切があり、約200m南西に行くと出丸がある(地図)。南西側にも堀切や小郭がある。
【歴史】 津島殿と称された越智氏は宇和郡に1万石を領有し、釈迦ヶ森城、かひの森城、秀松城などに在城した後、天ヶ森城を本拠にしたとされる。
天正八年(1580年)に長宗我部氏に攻められて落城し、城主の越智通繁は自害した。
その後は越智通顕が城主となったが、嗣子がなかったため勧修寺氏から養子を迎え、通顕の死後は清家氏が当城に城代を置いた。『ウイキペディア』