土居城 (どいじょう)
所在地 愛媛県松山市土居町1059 2018.3.6
土居城 (どいじょう)
所在地 愛媛県松山市土居町1059 2018.3.6
萬福寺
公園
土居得能勤王之碑
土居通増の宝篋印塔(左)・供養塔(中央)
土居城跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 萬福寺には城址碑など無く、西側の公園に土居氏の事績を偲ぶ碑がひっそりと建てられている。また、左側の宝篋印塔は読めないが、中央に土居通増公供養塔が建てられている。
【案内】 萬福寺(表記番地)の境内が館跡であるが、遺構は残っていない。萬福寺入口の西約80mに公園があり「土居得能勤王之碑」や土居通増の宝篋印塔が祀られている[マップコード53 169 449*31]。
【歴史】 築城年代は定かではないが、文永年間(1264~75年)河野通成が館を築き、土居氏を名乗った。通成はのち弘安の役(1281年)で勇名を馳せた河野通有の弟である。
元弘三年(1333年)、河野通成の子土居通増は懐良親王の令旨を得て鎌倉幕府倒幕の兵を挙げた。幕府は、伊予の反幕府勢力討伐のため長門探題北条時直に命じて土居氏を攻めさせた。土居通増らは、星ノ岡に陣取る北条勢を夜襲して撤退に追い込んだ。