牛首城 (うしくびじょう)
所在地 広島県安芸高田市高宮町佐々部1227 2022.6.3
牛首城 (うしくびじょう)
所在地 広島県安芸高田市高宮町佐々部1227 2022.6.3
五十貫分集会所・案内標識
北側の土塁
櫓台・辰之尾権現社
主郭
南の御殿屋敷
御殿屋敷・石積
牛首城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高20m】
【感想】 生田川が蛇行する左岸にある独立丘陵に築かれている。主郭は南北に長く北の櫓台には辰之尾権現が祀られている。
南側下段に御殿屋敷の広い曲輪があり、建物跡と思われる所は1mほど高く、石積が見られる。東側には石積の残る土塁が南北に伸びている。
北側には土塁と空堀を組み合わせた複雑な地形が見られ、全体的に遺構は良く残っている。
【案内】 県道322号線沿い「五十貫分集会所」入り口に道標が建てられている[マップコード244 373 489*42]。
右側の道奥にフエンス扉があり、北側に土塁や堀跡の地形が見られ、南に登ると「辰之尾権現社」(表記番地)の祀られた主郭がある。
主郭南下段に広い御殿屋敷の郭があり、東側に石積の残る土塁がある。
【歴史】 佐々部氏ははじめ高階氏を名乗っていたが、面山城を築き佐々部氏を称した。
若狭守承世(?~1527年)の時、牛首城に移り、以後佐々部氏5代100年間の居城であった。
佐々部氏ははじめ高橋氏に従っていたが、享録二年(1529年)高橋氏が毛利氏によって滅ぼされた後、甲立の宍戸氏に従ったといわれる。