肥前国庁跡 (ひぜんこくちょうあと)
所在地 佐賀県佐賀市大和町大字久池井2754 2014.9.4
肥前国庁跡 (ひぜんこくちょうあと)
所在地 佐賀県佐賀市大和町大字久池井2754 2014.9.4
復元南門
前殿
正殿石垣
西脇殿北棟
東脇殿北棟
【遺構★★★★☆】
【案内・感想】 長崎自動車道「佐賀大和インターチェンジ」を出てすぐ国道263号線「肥前国庁前」交差点を右折するとすぐ、資料館(表記番地)があり、その西に国庁跡がある(地図)[マップコード87 528 517*21] 。
南門が復元され、前殿、正殿、脇殿の石垣と礎石の一部が残っている。
【歴史】 肥前国(現佐賀・長崎県)を統治するため国庁跡は8世紀後半に創建され、9世紀前半に国庁域が拡大して築地塀となり、後殿が造られ、東西の脇殿が長棟化して、すべての建物が掘立柱建物から、礎石建物に建て替わる。
更に9世紀後半には正殿に小翼廊が付き、南門に取り付く築地塀も特殊な構造となり、大宰府政庁とよく似た形状の建物配置となった。
10世紀後半には国庁の役割を終えた。