松尾城 (まつおじょう) (県の史跡)
最寄地 広島県安芸高田市美土里町横田2498 2018.12.8
松尾城 (まつおじょう) (県の史跡)
最寄地 広島県安芸高田市美土里町横田2498 2018.12.8
登城ルート(緑線は車道)
ゲート・右に駐車
林道より斜め右に登る
南西尾根の堀切
主郭
北側堀切
松尾城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高110m】
【感想】 本村川に向けて北から伸びた標高450mの尾根先端部に築かれている。多治比猿掛城の北方約6kmに位置している。
主郭を中心に東側に3段の郭があり、北側に変則的な堀切が残り、南西尾根に堀切、井戸跡の窪みなどが見られる。
途中の道路脇に立派な説明板があるが、県の史跡の割に道標は皆無で、主郭の標識なども見られなかった。
【案内】 県道6号線の「クボタ農業機械」を過ぎた西を大きく右折、約200m先を右折して行くと、説明板が建てられている(地図)。
表記番地先を右に行くと、ゲートがありその手前右に駐車スペースがある[マップコード244 213 007*66]。
そこより北に行き角から20mほど先より斜めに登る(地図)。配水設備(水槽)先を左に登り、二股を左に直進し、谷から右の支尾根に登り、支尾根の道を北西に真っ直ぐ登る。尾根の井戸跡の窪みに出、左へ登ると堀切があり、最高所に主郭がある。
主郭は南北に細長く、北側に堀切がありコの字形の土塁が見られる。一方主郭東側に腰郭、2段の段郭がある。
平成十九年(2007年)4月19日、広島県の史跡に指定された。
【歴史】 戦国時代初期に石見・安芸の両国にまたがって広大な領地を支配した国人領主・高橋氏が、安芸国側に築いた居城で、南の毛利氏らに対する拠点とした。
享禄二年(1529年)、高橋氏が尼子方に属したため、大内氏方の毛利氏・和智氏の連合軍によって攻め落とされた。
その後高橋氏は滅亡し、この地は毛利氏の所領となった。