高森城 (たかもりじょう) (囲いの城)
所在地 熊本県阿蘇郡高森町高森 2021.4.13
高森城 (たかもりじょう) (囲いの城)
所在地 熊本県阿蘇郡高森町高森 2021.4.13
崩落部・城趾碑・標柱
崩落部・城趾碑・標柱
標柱
高森殿の杉への道から振り返った 阿蘇五岳方面
高森殿の杉
高森城跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 阿蘇外輪山南東部の尾根に築かれていたが、昭和四十九年(1974年)7月の南阿蘇集中豪雨で崩落流出し、遺構は消滅している。
「高森殿の杉」はいかにも古い特徴的な枝ぶりの2本の杉である。もともとそこに墓があったが寛永六年に含蔵寺(高森町高森1809)に移された。
【案内】 高森より国道265号線の阿蘇外輪山に向かう「高森4号トンネル」を出た北側に城址碑と標柱が建てられている[マップコード256 226 476*82]。
国道265線より東に約550m行った所に「高森殿の杉」駐車場が用意されている[マップコード256 257 399*10]
そこから南東へ200m程登ると惟直と能因が自刃した所に「高森殿の杉」がある(地図)。
【歴史】 築城時期など詳細は明らかでないが、天正年間(1573~92年)高森伊予守惟直の居城であった。阿蘇二十四城の一つで別名囲いの城という。
薩摩島津氏の三度の侵攻に屈しなかったが、天正十四年(1586年)正月二十三日に落城、惟直は再起を図ろうと豊後に逃れる途中、追っ手に囲まれ、家臣三森兵庫守能因と共に、自刃した。