猿越城 (さるこしじょう) (板尾城)
最寄地 愛媛県南宇和郡愛南町増田4780−1 2021.3.9
猿越城 (さるこしじょう) (板尾城)
最寄地 愛媛県南宇和郡愛南町増田4780−1 2021.3.9
登城ルート(緑線は車道)
NHK中継局(林道終点)
東峰主郭・土塁
東峰北側虎口
西峰北郭・祠
西峰南の堀切
猿越城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高130m】
【感想】 愛南町増田の標高232.2mの東峰に主郭があり、3つの郭が南北に並んでおり、中央の主郭には土塁が巡っている。
また西峰にも3つの郭が南北に並んでおり、南の郭の前後に堀切が良く残っている。
【案内】 国道56号線より表記番地に向かい、その先から林道が始まる[マップコード245 169 840*68](地図)。林道はNHK中継局まで通じているが、未舗装で荒れているため広いところに止めて徒歩が良い。
NHK中継局の北に南北に大きく三つの曲輪があり、中央の土塁で囲まれた最高所が主郭と思われる。北側に虎口状地形があり、その北に土塁のある平坦地がある。
虎口から西に約300m歩くと西峰に着き、北の郭に祠が祀られ、中央の郭(地図)、堀切、南の郭があり、南端に堀切が見られる。
【歴史】 永正から天文年間(1504~55年)に勧修寺氏により常盤城の支城として築かれたとみられる。
天正十二年(1584年)長宗我部氏の部将鶴ヶ城主・十市備後守(細川宗桃)によって攻め落とされたという。