川島城 (かわしまじょう) (市の史跡)
所在地 徳島県吉野川市川島町川島136‐1 2014.5.16 2017.12.10
川島城 (かわしまじょう) (市の史跡)
所在地 徳島県吉野川市川島町川島136‐1 2014.5.16 2017.12.10
登城ルート(緑線は車道)
城址碑
模擬天守
空堀跡
本丸
四阿
川島城 本丸跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 現在、二の丸跡に昭和五十六年(1981年)に観光用に模擬天守閣「レストハウス川島城」(表記番地))が建設された[マップコード160 233 473*61] 。
内部はレストラン等の観光施設になっており四階は展望台で、川島町や吉野川が望める。
空堀跡と考えられる道路の西に川島万葉植物園、川島神社があり、その西端の標高52mの高台が本丸跡である。曲輪跡は比較的よく残っている。
昭和五十七年(1982年)3月15日、吉野川市の史跡に指定された。
【歴史】 元亀四年(1573年)に三好氏の家臣であった篠原長房が滅ぼされた後、その功績によりこの地を与えられた川島兵衛之進(川島惟忠)が長房の上桜城に代わって城を築いた。
天正七年(1579年)長宗我部氏との脇城外の戦いで討死、子孫は備中まで逃れて行った。
天正十三年(1585年)には蜂須賀家政の家臣である林能勝(よしかつ)が城主となった。阿波九城の一つであった。
しかし一国一城令により寛永十五年(1638年)に廃城となった。
その跡には徳島藩の奉行所が置かれ、明治になるまで存続した。