高杉城 (たかすぎじょう) (杉山城・祝要害) (はふりようがい) (県の史跡)
所在地 広島県三次市高杉町383 2017.5.13
高杉城 (たかすぎじょう) (杉山城・祝要害) (はふりようがい) (県の史跡)
所在地 広島県三次市高杉町383 2017.5.13
城跡碑
知波夜比古神社
北側土塁
北側水堀
高杉城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 三次市高杉町の馬洗川の支流岩倉川西側の微高地にある。知波夜比古(ちはやひこ)神社は由緒ある古刹で、その背後の北から東側にかけて土塁、水堀がよく残っている。
【案内】 県道432号線より広域農道に入り、岩倉川を渡ると説明案内板が建てられている。その北、知波夜比古神社西側に駐車場が用意されている[マップコード267 363 785*28]。鳥居横に城跡碑が建てられ、拝殿背後に土塁、水堀が残っている。
昭和五十九年(1984年)11月19日、広島県の史跡に指定された。
【歴史】 中世この地方の国人領主・江田(広沢)氏と関係の深い知波夜比古神社の祝(はふり)氏が拠った所で、江田氏の支城であった。築城時期は定かでないが、祝氏との関係から観応年間(1350~52年)頃、築城されたと考えられている。
天文二十二年(1553年)尼子氏に味方した江田氏を、毛利氏・大内氏の軍勢が攻めた際、高杉城の祝甲斐守父子も滅ぼされた。
弘治二年(1556年)毛利元就・隆元父子により本殿(重文)が再建された。