安宅中山城 (あたぎなかやまじょう) (田野井中山城) (国の史跡)
所在地 和歌山県西牟婁郡白浜町田野井 2022.4.7
安宅中山城 (あたぎなかやまじょう) (田野井中山城) (国の史跡)
所在地 和歌山県西牟婁郡白浜町田野井 2022.4.7
縄張り図
北東側登り口・説明板
北西の2重空堀
曲輪2
主郭北側石積み
主郭・土塁
安宅中山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高20m】
【感想】 白浜町田野井にある土井城と向かいあった標高38mの低丘陵に築かれている。
南側の長方形の主郭と、北側の一段下がった曲輪2から構成され、2重空堀が北西側によく残っている。
【案内】 県道37号線より250mほど北に行き、左折して道なりに行くと説明板が見える[457 338 108*01]。そこに駐車でき、少し登ると城跡北側の横堀に着く。
令和二年(2020年)3月10日、安宅氏城館跡として国の史跡に指定された。
【歴史】 室町時代に榎本直光によって築かれたと云われる。 榎本氏はその後、地名に因んで田井氏を名乗った。
田井備後守の時、安宅玄蕃に攻められ安宅氏に従った。天文十五年(1546年)安宅氏とその被官である田井氏の発願で丘陵南側にある春日神社(地図)の造営が行われた。
天正十年(1582年)には田井氏単独で社殿上葺きを行っている(安宅氏はすでに衰退していたと思われる)。