火の山城 (ひのやまじょう)
所在地 山口県下関市藤ヶ谷 2021.6.7
火の山城 (ひのやまじょう)
所在地 山口県下関市藤ヶ谷 2021.6.7
登城ルート(緑線は車道)
立体駐車場
火ノ山砲台見取図
第4砲台
第4砲台弾薬庫
北東下段の公園(柵の左より下る)
北東尾根上段の堀切
北東尾根下段の堀切
霊鷲山遊歩道降り口
北斜面の堀切
火の山城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 関門海峡を望む標高268mの「火の山」にあり、旧軍の砲台が築かれ、城跡の遺構は破壊されているが、東尾根に2条、北尾根に1条の堀切が僅かに見ることができた。
【案内】 「火の山パークウェイ」を登って行った終点に4階建ての駐車場が用意されている[マップコード16 805 308*03]。公園に近いR階の駐車場が便利。
駐車場から東側に歩くと、「火の山公園」には第3砲台と第4砲台が保存されている。
城跡遺構は北東の下関送信所から東に下り、下段の公園の柵をかわして下った尾根に堀切が2条残っている(地図)。
また北の児童公園先から霊鷲山(りょうじゅさん)遊歩道があり100m程下った所にも堀切が確認できる。
【歴史】 平安時代には烽火台として利用されたという。
室町時代には山城として利用され、城主は大内氏の家臣・和気氏、相良氏、毛利氏の家臣・坂新五左衛門などが伝えられる。
明治二十一年(1888年)から第二次世界大戦終結までは軍事要塞として使用され、第1~第4砲台が築かれ、その後は放送局の中継局や観光施設が建設された。現在は第3、第4砲台が残っている。