土井城 (どいじょう) (国の史跡)
最寄地 和歌山県西牟婁郡白浜町田野井936 2022.4.7
土井城 (どいじょう) (国の史跡)
最寄地 和歌山県西牟婁郡白浜町田野井936 2022.4.7
登城ルート
天徳寺墓地・道標
横堀・石積み
曲輪2
曲輪1・大日如来
背後の堀切
土井城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高80m】
【感想】 白浜町田野井の北から伸びた標高約100mの尾根先端に築かれている。南北に3つの曲輪が配置され、堀切や石垣のある横堀がよく残っている。
【案内】 県道37号線より町道に入り250m先を右折してゆくと、「天徳寺」(表記番地)入り口があり、右側に説明板が建てられている[マップコード457 309 876*13](地図)。駐車スペースは少ないので、手前に止めて歩いたほうが良い。
天徳寺本堂右手の墓地を抜け道標に従って参道を登ってゆき、配水槽先を右に曲がり、少し行くと左側に横堀があり内側に石垣が残っている。
更に登ってゆくと堀切があり、曲輪3、曲輪2、曲輪1と南北に並んでおり、曲輪1の土塁上に大日如来が祀られている。
背後に堀切が見られ、その北にシダが茂ってはっきりしないが曲輪4があり、標高110m地点が物見と考えられる。
令和二年(2020年)3月10日、安宅氏城館跡として国の史跡に指定された。
【歴史】 安宅氏の一族が城主であった。
享禄三年(1530年)頃には安宅実俊の子の基定(定俊の弟)が城主であったが、実俊の死後に起きた内乱で没落し、安宅氏の家臣・土井氏が入ったとされる。